
8日
旅行中も毎朝3時間原稿にむかう。
教会の見学をしてから第二の首都カウナスへ。杉原千畝の記念館を訪ねる。
「アノネ、」について、難解であることや純文学のようだと言われることもあるけど、
やり残したことはなにも思いつかない
もう少し時間がたったらわかるのかもしれない。「cocoon」も舞台化してからまた描きたいことが出てきた。
9日
十字架の丘。草原のなか突然現れる。
お墓ではなくて、ただただ、十字架が集まってしまった場所だという。
川原の地蔵堂とか、恐山の衣服が積み重なった場所みたいだな。
見えない先の物語をなんとか紡ごうとする心はせつないし、あたたかい。
草原と森を繰り返しながらリトアニアからラトビアへ入る。
みかこさんが最終回更新だった。
今では当たり前になってしまったweb漫画だけど、ずっと、webでやる意味とかメジャー誌のサイトでやる意味とか考え続けていた。
とはいえほとんど考えているばっかりで、何かできたんだろうか、
でもみかこさん漫画賞とかアイコンとか壁紙とか楽しかったな。
終わってみればたくさんの方に読んでいただいていたことがわかり、
それこそweb漫画ならではだなあと思ったり。とにかく週刊というのは必死だった。
「じぶんでやる」というのがわたしにとっては大事で、つくって、届けるまでを、できるだけ自分が見届けられるつくりかたがいいなあと思っている。
たぶん、一番はじめにミニコミをやっていたせいだろう。
もっとも弱い人、誰でもできることを、きちんとやりたい。